素材屋は主導権を握ることができない

アメリカが打ち上げるロケットに日本の中小企業が
寄与しているという話があるが、でも「素材屋さん」になってしまっちゃったら
終わりなんです。いくらいいものを作ったとしても
アメリカから「ああ、いいものをつくってくれたね」と
ほめられて終わりになってしまう。

 

付加価値の部分は
まとめて向こうが持っていってしまいます。
結局ネットワークを握っているものが勝者となるわけです。

 

グーグルにしたって、検索関連の技術をマッピングすると
強い部分は少ない。それに比べて日本は映像やセンシングなど
強い部分をたくさんもっている。そういう技術を
グーグルとかが吸い込んでビジネス化してしまう。
それに日本は技術を提供しているんだけど、そこで
イニシアチブ(主導権)を握ることができない。